[規制改革] 外国人医師が診療行える「特区」を東京に  猪瀬都知事

産業競争力会議(第9回 5/22)《首相官邸》

2013年05月22日

政府は5月22日に、産業競争力会議を開催した。


この日は、菅内閣官房長官から「健康・医療戦略」に関する報告を受けたほか、成長戦略とりまとめ(6月予定)に向けた論点を整理している。

菅官房長官は、「健康・医療分野は、各省にまたがる問題であり、関係府省が一体となった戦略的な取組みが必要である」点を強調し、大きく(1)新技術の創出(研究開発、実用化)(2)新サービスの創出(健康寿命伸張産業の創出)(3)新技術・サービスの基盤整備(4)国際医療協力の推進―という4つの柱で、健康・医療関連市場を拡大していくことを報告している(p4~p5参照)。

(1)では、医学・医療を含めた科学技術研究の指令塔となる「日本版NIH(National Institutes of Health)」創設などを、(3)では、医療のICT化推進などを、具体的内容としてあげている。

とくに医療のICT化推進については、次のような策も提示している(p6参照)(p10~p14参照)。
●医薬品の副作用データシステム
●地域でのカルテ・介護情報の共有
●レセプト等データの利活用推進
●臨床研究・治験のデータベース構築
●特定健診・保健指導や医療技術等の効果分析
●電子化した、お薬手帳・母子健康手帳(予防接種歴など)の活用

これらの施策は、それぞれが複数の機能を持っている。たとえば「カルテ・介護情報の共有」を進めれば、「患者情報(既往症や禁忌情報など)を共有して、適切かつ効果的な医療提供」が可能になるとともに、「重複投薬・検査の是正、情報連携に裏打ちされた医療機能の分化」も行うことができよう。

また、(4)の国際化に向けては、「メディカル・エクセレンス・ジャパン(MEJ)を中核組織とする、国際医療事業の推進」や、「熱帯病等に対する医薬品の開発・供給」などを例示している(p22参照)。

さらに、この日は、東京都の猪瀬知事から、「国家戦略特区(仮称)」に関する提案も行われた。その1例として、「外国人医師(日本の医師免許なし)による医療行為」を認める特区などがあげられている(p68参照)。ちなみに、日本の医師免許を持たない外国人医師は、「臨床修練制度」により指導医の監督の下で医療行為を行うことが可能だ。

添付ファイル

 P1~P7

 P8~P22

 P23~P87

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